きっかけ。

毛皮の実態を知ったのは、多分6〜7年前くらい。(記憶があいまいです。)
Nine Inch NailsのTrent Reznorが中国で犬・猫を大量に毛皮にされてる実態をビデオに収めたものを公開された時でした。
同じ内容のものです。
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Trent Reznor of Nine Inch Nails [ NIN ] Speaks on behalf of PETA

これは当時Nine Inch Nailsのファンコミュニティーの中で翻訳されたもので、動画で語られている内容です。
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『People for the Ethical Treatment of the Animals (PETA=動物の倫理的待遇を目指す団体)のために喋っています、Trent Reznorです。今からご覧にいれる映像は、あなたに衝撃を与えるかもしれません。

Every year, millions of cats and dogs are killed for their fur. This footage shows what undercover investigators found at an animal market in China.

毎年、何百万匹という猫や犬が、毛皮のために殺されています。この映像は中国のある毛皮市場の実態を秘密調査団がまとめたものです。

Transported in wired cages, stuck up in trucks, some animals are already dead or dying. Many have rotten moods. Their bones shutter when workers toss the cages under the hard ground below.

動物達はトラックの荷台に積み重ねられた針金の檻に閉じ込められて運ばれ、何匹かは既に死んでいるか、それに近い状態です。残りの多くも精神的に酷く苦しめられています。市場の労働者が荷台から堅い地面に檻を蹴落とすと、中の動物達の骨のきしむ音が聞こえます。

Some of the animals have gone insane from the exhaustion and exposure, after having been confined in cramped cages, and forced to travel without food or water, for days at a time.

狭い檻のなかに何匹もぎゅうぎゅうに閉じ込められ、何日もの間、食べ物も水も与えられることなく、動物達は運ばれています。極度の疲労と長時間悪い環境に晒されつづけたことによるストレスから気が狂ってしまったものもみられます。

Workers kick and stump on the cages and jab the animals with sticks to get them out. Then their weakened bodies are bludgeoned, hanged, bled, or strangled with wired nooses to kill them.

労働者は檻を足蹴にし、踏みにじり、金属の棒を突っ込んで中の動物達を外に出します。そして、弱り切ったこの動物達の体は鈍器でめった打ちにされ、吊るされ、血を搾り取られ、最後にはワイヤの縄で絞め殺されます。

Many of the cats and dogs still have collars on; a proof that they were someone's beloved companions.

多くの猫や犬にはまだ首輪がついています。彼らがかつて誰かの最愛の家族(ペット)であった証拠です。

There are no regulations governing the Chinese fur industry, which means a miserable life, and an excruciating death for every animal.

このような中国の毛皮市場を取り締まる規制はありません。これは動物達にとっては不幸で悲惨な生と、耐え難いほどに苦しい死を意味します。

If you buy or wear fur, you must share the blame for the sufferings of these cats and dogs. If you know someone who wears fur, please, show them this video. For information on how you can stop this torture, is at FurIsDead.com.

もしもあなたが毛皮製品を買ったり、着たりしているのであれば、今ご覧になったような猫や犬の苦しみの責任はあなたにもあります。もしあなたの知り合いが毛皮製品を着ているならば、お願いです、このビデオをその人に見せて下さい。この拷問をやめさせるために一人一人に何が出来るか、FurIsDead.comでより詳しい情報を得ることができます。 』


Nine Inch NailsのファンでありTrentが発信するものに関心を持っていたからこそ、この映像を観たのですが・・
そうでなければ知るきっかけがなかったのもどうかとは思いますが・・


せまい檻に詰め込まれ既に死ぬものもいるし、蹴落とされたり暴行・虐待を受けている地獄のような状況。
ワイヤーでつるされて、殺され毛皮ごと剥がされる。
床には動物たちの大量の死体・広げられた毛皮。
その光景を目の前にして鳴いている猫・・
約2分間の短さでも地獄の様な苦しみ・残虐さにショックでしばらくは頭から離れませんでした。


当時はSNS内でもファン同士で議論になってました。
当時このビデオがきっかけで初めて知った人が多かったと思います。
私は、毛皮が動物のものを使ってるということ知っていても、作る工程までを知ろうともせずに買っていました。
その愚かさに気がつき自分も含め人間が嫌になりました。
買う人がいる限り、なくならない。
動物たちの苦しみの責任は買う人にもあるというようなメッセージにぐさっときました。
それ以来は買うのはやめようと決心したのです。

年々、増え続けるリアルファーのファッション、しかも安くて簡単に手に入る異常さ。
毛皮を買った事を自慢気に言ったり、商品観て選んでる光景。
それまで、当り前に見ていたけれど、異常な光景になりました。
少しずつ毛皮の事を身近な所に口コミで説明しても、そこから先は個人で伝えていくのは難しいという限界を感じてました。
そこで一度退会したTwitterのアカウントを作りなおして出直しました。
去年くらいから政治関連にも目を向け始めた頃だったし、毛皮の事も含めて色んな意見や情報を公開しあう事で、新たな発見・気づきを広げたい思いでTwitterしてます。

身近なところでは伝えることに限界を決めてしまって、あきらめかけてたけど、少しでも言えるところに言ってみよう。
地道に、長く、より多く。


今日はNine Inch Nailsの中でも2005年の作曲をUPします。
長い沈黙を破り、奇跡の復活をした頃。
まだ髪を伸ばしてた頃のTrentです。
Nine Inch Nails - The Hand That Feeds

ウィズ・ティース

ウィズ・ティース

暗黒の王子時代のTrentはもういない。それには賛否両論もあるけれど、この時に出会えたからこそ今があります。